今回は動画編集の副業が稼げない原因について解説していきます。
現在でも動画編集の市場規模は上がり続けており、需要はこれからも増加していくだろうと予測されています。そんな市場でなぜ稼げない人がいるのかを見ていきましょう。
・動画編集の副業で稼げていない人
・これから動画編集の副業を始める人
・もっと動画編集の副業で稼ぎたい人
このような方におすすめの記事となっています。
そもそも動画編集の副業は稼げないのか原因を挙げてみる

まずは根本的な問題として、動画編集の副業は稼げないのかということについて解説していきます。
結論として動画編集の副業は稼ぎにくくなっています。理由は外的要因と内的要因がありますが、まずは外的要因から挙げていきます。
動画編集の副業は稼げない外的要因①需要に対して動画編集者の供給が多くなった
YoutubeやSNSなど、動画が主要なコンテンツとして扱われるようになり、需要も確実に増えています。
ですが、最近ではPCだけではなくスマホやタブレットでも動画編集ができるようになり、動画編集に必要なスキルや環境が手に入りやすくなったこともあり動画編集者の供給も増加しています。
さらに、新型コロナウィルスの影響でテレワークが普及し、自宅でもできる副業として動画編集が挙げられています。新型コロナウィルスがある程度落ち着き始めたら、「どこでも自由な時間に」動画編集ができるということで多くの人が副業として取り組んでいます。
しかしこれはこの後に挙げる要因にも関係しますが、最低限のスキルしか持っていない動画編集者も増加している状況です。
動画編集の副業は稼げない外的要因②動画編集の案件単価が下がった
次に動画編集の案件単価が下がったことも稼げなくなった要因です。
今までは動画編集の仕事は難易度が高く、誰でもできるものではなかったので、案件単価が高かったのですが、現在はほぼ誰でもできるようになったこともあり、案件の単価が下がっている傾向にあります。
他にも最低限の動画編集スキルで案件に参加するので、本来望んでいたクオリティに近づきにくくなっている現状もあり、単価相場が下がってしまっています。
動画編集の副業は稼げない内的要因①スキルアップしていない
これは動画編集業界以外でも言えることですが、スキルアップをしない限りいつまで経っても動画のクオリティは上がらず相乗的に案件単価も上がりません。
だからこそ、1つの案件が終わる度に何を学べたのか、そして何を学ばないといけないのかを明確にしなければこれからは稼げないです。この後に解説しますが、今後は動画編集で稼げる人と稼げない人が明確に分かれる時代になる可能性があります。
それまでに継続してスキルアップできるようにするべきです。
動画編集の副業は稼げない内的要因②単発で終わることが多いので稼げない
そして最後に案件が継続せずに単発で終わることが多いのも要因です。
これはクライアントにも要因がありますが、クライアントが再度動画編集の案件があった場合、信頼できる動画編集者であれば優先的に依頼をもらえる可能性があります。しかし、ただ動画編集をしてただ納品をして終わりというスタンスでは定期的に案件がもらえません。
安定して稼ぐためには定期的に案件を発注してもらえるクライアントを増やさなければいけません。
今後は稼げる動画編集者と稼げない動画編集者とで二極化する可能性がある

動画編集者の需要が上がり続け、最初のうちは誰でも平均的に稼ぐことはできていましたが、今後は動画編集業界では稼げる動画編集者と稼げない動画編集者とで二極化するかもしれません。
それぞれの動画編集者でどんな特徴があるのかを解説していきます。その中で稼げない動画編集者の特徴に心当たりがある方は稼げる動画編集者になれるように改善をしていきましょう。
稼げる動画編集者の3つの特徴
まずは稼げる動画編集者の特徴です。これは3つありそれぞれ解説していきます。
稼げる動画編集者の特徴①向上心がある
ここで向上心と言っていますが、例えば、普段から動画編集のスキルを高めるための新しい技術を身につけたり、様々な動画を分析して自分の技術にしたりと動画編集に対するモチベーションは高いです。
これらのことを行なっているだけでも動画編集の案件を請ける度に動画のクオリティは上がります。クオリティが上がれば案件単価も上がり稼げる動画編集者になっていきます。
稼げる動画編集者の特徴②案件を適当に消化しない
次にどんな案件でも適当に消化しない点です。これは先ほどもお話ししましたが、動画編集の副業で稼いでいくためには定期的に案件を発注してくれるクライアントの数を増やさなければいけません。
根性論に近いですが、一つのクライアントを適当にやってしまうと他のクライアントも無意識のうちに適当になってしまう危険性があります。だからこそ稼げる動画編集者はどんな案件に対しても適当に動画を作ることはなく全力で対応しています。
稼げる動画編集者の特徴③単価交渉ができる
最後に稼げる動画編集者は案件単価の交渉ができています。
この後にもお話ししますが、稼げない動画編集者は単価さえも全てクライアント任せになっています。そのため、本来稼ぎたかった額を得るためには複数の案件を消化しなければならず、その分負担がかかってしまいます。
しかし、稼げる動画編集者はその仕事に見合った単価を指定し、見合っていない場合にはその案件自体を断ることを行なっています。これができているからこそ稼げる動画編集者になれています。
稼げない動画編集者の3つの特徴
そしてここからは稼げない動画編集者の特徴を解説していきますが、基本的には稼げる動画編集者の特徴の真逆をイメージするとわかりやすいです。
それでは3つ解説していきます。
稼げない動画編集者の特徴①付け焼き刃のスキルだけで動画編集をしている
まずは付け焼き刃のスキルだけで動画編集をしているという特徴です。動画編集はトレンドをいち早く察知し、学び続けることで動画のクオリティは上がります。
しかし、とりあえず身につけた動画編集スキルだけで案件をこなしていくとこれからお話しするように単価の低い案件しか受注できず、結果として稼げない動画編集者になってしまいます。
稼げない動画編集者の特徴②単価の低い案件ばかり受注している
次に単価の低い案件ばかり受注しているのが稼げない動画編集者の特徴です。動画ひとつあたりにかかる時間は動画時間にもよりますが、数時間〜数十時間かかってしまいます。
そんな中で一定以上の収入を得るために単価の低い案件ばかりを受注していると副業としてはこなせない時間動画編集をしなければいけません。動画編集の副業をしたくて様々な案件を受注しているが結局動画編集業界から撤退していく方はこの傾向があります。
稼げない動画編集者の特徴③案件単価をクライアントに任せている
これは最も重要になりますが、案件の単価をクライアントに全て任せているのが稼げない動画編集者の特徴です。
副業はいわばフリーランスのような立ち位置で活動をするため、作業に対しての対価は自分自身で決められます。例えば初めてのクライアントであれば自分の動画のクオリティを知ってもらうためにお試し価格のような単価で受注してもいいですが、最終的に案件単価を決めるのはクライアントではなく自分自身です。
これで低い単価で受注し続けているといつまでも稼げる動画編集者になることはできません。
動画編集の副業で稼ぐために行うべき3つのこと

ここからは動画編集の副業で稼ぐために行うべきことを解説していきます。
先ほど解説した稼げる動画編集者の特徴とも繋がりますが、これから動画編集者として稼いでいきたいのであればしっかりと把握して改善しましょう。
日々動画のクオリティを上げていく
一つ目は日々動画のクオリティを上げていくということです。
動画のクオリティは案件の単価に直結します。同じ動画であってもクオリティ次第で2倍にも3倍にも跳ね上がります。
クオリティを上げる方法としては、様々な動画を見て分析する方法であったり、日々エフェクトやアニメーションなどの技術を身につけたり、デザインスキルを身につけたりと様々な方法があります。
自分自身が今何をしたらもっとクオリティが上がるのかを第三者視点で分析して取り組むことが重要です。
巷の動画編集者と差別化を図ることも重要
様々な動画を分析して丸パクリをした動画を作れるようになっても残念ながら稼げるようにはなりません。
独自性があるほどクライアントや視聴者は魅力的に感じるので似たような動画と比べてより独自性を持たせることで、この後にお話しする継続して発注してくれるクライアントになってくれる可能性が上がります。
継続して発注するクライアントを見つける
二つ目は、継続して発注するクライアントを見つけることです。一人のクライアントだけで副業を行なっているとそのクライアントからの仕事が無くなってしまうと一瞬で稼げる金額がゼロ円になってしまいます。
だからこそ、常に新しいクライアントを見つけて様々な案件にチャレンジしなければいけません。
同じクライアントとの仕事なので仕事もしやすくなっていき、「新しいクライアントを探さなくていいや」とも考えがちですが、リスクがあることを忘れてはいけません。
作業を効率化させる
最後に、作業を効率化させることも重要です。
1本の動画編集にかかる時間を削減できればその分休みを入れたり、新しい案件を得て稼げる金額は増えます。普段から「この作業を効率化するにはどうしたらいいのか」を考えて仕事をしていくと仕事をすればするほど効率的な動画編集ができるようになります。
最も簡単に効率化する方法としてはショートカットキーを使うことです。
たった数秒の変化かもしれませんが、多用するとそれが1分、10分と効率化できる時間が増えていきます。まずはショートカットキーを覚えて使っていくことを試してみましょう。
おすすめ記事:Premiere Proのショートカット一覧
動画編集の副業が稼げない人のよくある原因のまとめ

動画編集の副業をしていて稼げない人は意外と多いですが、原因がわかったでしょうか?
確かに外的要因が原因で稼げなくなることもありますが、ほとんどの原因は自分自身にある可能性があります。副業として稼いでいくのであれば熱意を持って動画編集に取り組まなければお小遣い程度しか稼げません。
本当に動画編集の副業で稼ぎたいと思うのであれば、今回お話ししたやるべきことを意識してモチベーションを高く取り組むことができれば自ずと稼げるようになります。
動画編集は愚直に取り組んでいく方が成果が出てきます。まずは素直に取り組んでみましょう!