こんにちは!動画編集スクールワクジョイの専属ライター、稲葉です。
近年は動画編集の副業を始める方が急増していますが、
「今から始めてももう遅い」
「需要がない」
などの噂を耳にしたことはありませんか?
今回は、動画クリエイターの需要が今後どこまで上がっていくのかを調査・解説致します。
需要が高まることで動画編集者にとってどのようなメリット・デメリットが生じるかも併せて解説しますので、ぜひご参考ください!
動画編集の需要や将来性
まず、これから動画編集の副業を始めたい方に安心してもらいたいのですが、
「動画編集の需要はこれからも増え続ける」と言われています。
下の画像は、一般財団デジタルコンテンツ協会(DCAI)が公開した動画配信市場調査の結果です。
引用:一般財団デジタルコンテンツ協会(DCAI)『動画配信市場調査レポート2023』より
※有料の動画配信サービスを対象とし、2023年1月~12月までにユーザーが支払った代金の総額を調査
この調査では、有料の動画配信サービスを対象に、ユーザーが支払った代金の総額を表しています。
2022年時点で動画配信の市場規模は4,530億円(前年比107%)となっており、2027年には5,670億円まで成長すると推計されています。
動画編集の需要が高まっている理由
動画配信市場規模が拡大している要因として、まず「YouTubeやInstagram、Facebookなどのオンラインメディアが急速に成長していったこと」が挙げられます。
数十年前まで、情報の取得手段といえば新聞や雑誌のような文字情報が一般的であり、動画で伝達するのはテレビくらいでした。
しかし近年はインターネットとスマホの普及によって、誰でも気軽に動画を配信・視聴できるようになりました。
モバイル社会研究所が公開している「2010年-2023年一般向けモバイル動向調査」によると、2010年のスマートフォンの所有率は4%だったのに対し、2023年は96.3%まで増えています。
また、ニールセン デジタル株式会社が調査した「スマートフォンからの動画サービスの利用状況」をみると、動画視聴の月間平均利用時間は2015年から2019年の5年間で、約4倍に成長していることが分かります。
引用:ニールセン デジタル株式会社「Digital Trends 2019上半期」より
最近の研究によれば、人間の脳は画像情報を文字情報よりも5,000倍速く処理すると言われています。
そのため、最近では様々な企業が商品やサービスを宣伝するために動画コンテンツを利用しており、それに伴って動画クリエイターの役割も増していくことが予想されます。
動画編集の需要が増えることで生じるメリット
動画編集の需要が増えることで、動画クリエイターにはどのような影響があるのでしょうか?
ここでは、主なメリットを3つご紹介いたします。
メリット①多種多様な動画編集案件が増える
動画編集の需要が増えることで生じるメリット1つ目は、多種多様な動画編集案件が増えることです。
動画における市場規模が拡大すると、これまでより多くの企業が動画を用いて様々なプロモーションを行うようになります。
そのため、今まで無かったジャンルの案件が今後増えていくと予想されます。
動画編集者はただ指示通りに動画を作るだけでなく、「何のために作るのか?」を考えて、ターゲットに合わせた編集ができることが求められるでしょう。
メリット②初心者でも動画編集の案件が得やすくなる
動画編集の需要が増えることで生じるメリット2つ目は、初心者でも動画編集の案件が得やすくなることです。
先述した通り、動画の需要が増えると案件数も増えてきますが、その中には初心者でもできるような簡単な案件もあります。
例えば、元々ある映像をカットして、テロップだけ入れるような案件です。
しかしこの後にも解説しますが、簡単な案件は単価が低いというデメリットもあります。
副業で安定して稼ぐためには、常にスキルアップしていく姿勢が大事です。
メリット③より画期的な動画編集ソフトが出現する可能性がある
動画編集の需要が増えることで生じるメリット3つ目は、より画期的な動画編集ソフトが出現する可能性があることです。
動画市場規模が拡大するということは、編集ソフトの需要も増えるということですので、各社で最新のシステムやソフトの開発が進められています。
例えば十数年前までは、動画編集ソフトといえば「Adobe Premiere Pro」や「Final Cut Pro」がメインでした。
しかし最近は「Filmora」や「AviUtl」なども徐々にシェアを拡大しています。
また、最近はAIを利用して、背景の挿入や映像のカットを自動で行ってくれるような動画生成サービスも出現しています。
AdobeでもAIが積極的に導入されており、Premiere Proでは指示文(プロンプト)を入れることによって、様々な動画編集を自動で行えるようになっています。
このように、編集ソフトの進歩によって、より効率的に副業を進められるようになるでしょう。
参考記事:Adobe Premiere Pro のAI機能で動画をより高速に編集
動画編集の需要が増えることで生じるデメリット
動画編集の需要が増えることで、動画クリエイターには以下のようなデメリットが生じる場合もあります。
今後、このデメリットに対する対策ができていないと副業で稼ぐことが難しくなってしまう可能性があります。
以下より、それぞれ詳しく解説します。
デメリット①低単価の案件が増える
動画編集の需要が増えることで生じるデメリット1つ目は、低単価の案件が増えることです。
最近は動画クリエイターの人数も増えているため、案件の競争率が激しく、初心者向けの簡単な案件の相場は下がっている傾向にあります。
そのため「副業で稼ぐのは難しいのではないか?」と心配する方も多いと思いますが、高度なスキルが必要な案件の単価は依然として高いままです。
編集ソフトが進化を遂げたからこそ、これからの動画編集者にはクリエイティビティやより高度なテクニックが求められます。
デメリット②動画クリエイター全体の質が落ちる
動画編集の需要が増えることで生じるデメリット2つ目は、動画クリエイター全体の質が落ちることです。
先述した通り、現在は初心者レベルの動画クリエイターがたくさんいます。
そのため、あなたが動画編集の案件を初めてのクライアントから受注するとき、初回の単価をかなり低く設定されてしまう可能性があります。
あなたが高いレベルの動画を作成したとしても、業界の相場を知らないクライアントの場合、単価をなかなか上げないこともあります。
このような状況に陥らないためにも、あなたのスキルを紹介するための「ポートフォリオ」を作成しておきましょう。
ポートフォリオは、どのようなジャンルの動画を作成できるのか、そしてどの程度のクオリティで作成できるのかを伝える手段となります。
初心者レベルのクリエイターが増えたからこそ、自分の作品の質の高さを積極的にアピールしていきましょう。
動画編集の需要が増えるにあたって今後動画クリエイターが学んでおくべきこと
先述した通り、最近は基本的な編集スキルを身につけている方が急増しています。
だからこそ、今後動画編集の需要が拡大するにあたって、副業として稼ぎたい方は「より高度なスキル」を身につけていく必要があります。
ここでは、副業で稼いでいくために必要なスキルを、以下の3つに分けて解説します。
- 見積もりスキル
- マーケティングスキル
- 動画編集におけるAIの使われ方
①見積もりスキル
今後動画編集の副業で稼ぐためには、見積もりスキルを身につけておきましょう。
見積りとは、提供するサービスの金額や内容などをクライアントに前もって提示することを言います。
見積もりは相場の価格ではなく、自身の作成する動画に対する価値を自分で決めて渡すことになります。
これは経験から得られるものなので初心者の方には難易度が高いですが、低単価案件が増えている状況では、正しく見積もりができないと稼ぐことが難しくなります。
自分の提供するサービスの価値を可視化することにより、徐々に単価を上げて稼ぐことが可能になります。
②マーケティングスキル
動画編集の副業で稼ぐためには、マーケティングスキルも必要になってきます。
ただ指示通りに動画を作るだけでなく、付加価値として「動画を作る目的」や「ターゲティングは誰なのか」等の情報を分析することで、クライアントが本当に作りたかったものを提案することができます。
そうすることで自分自身の価値を再認識させることにも繋がり、成功した場合は継続依頼や単価を上げることも可能です。
③動画編集におけるAIの使われ方
最後に、今後副業で稼いでいくためには、「AIを利用した動画編集」についても理解を深めることが大切です。
先述した通り、編集ソフトはどんどん進化を遂げています。
将来的にはプロンプト(AIに作業させるための指示文)を渡すだけで、自分の手を動かさずに自動で動画編集できるようになるかもしれません。
そのため、今の段階からAIをどんどん取り入れて、より効率的にできる方法を模索していくことが大切です。
今後動画編集の需要拡大とともに、編集者には多種多様なスキルが求められますので、時短できる方法があれば可能な限り実践しましょう。
動画編集者としての即戦力をつけるなら「ワクジョイ」がおすすめ
今回、動画編集で仕事を得るためには、編集以外にも様々なスキルが必要になることを解説しました。
しかし、初心者の方が全てを一度に身につけることは至難の業です。
しかし、動画編集スクールワクジョイであれば、編集者としての即戦力を「最短・最速で」身につけることが可能です。
ワクジョイではただ編集方法を学ぶだけではなく、実際の案件に取り組みながら、専属講師と共に動画編集をしていきます。
だからといってその単価が相場より低いということはありません。
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まとめ
今回は、動画編集の需要は今後どのように推移するのか、そして動画クリエイターは今後どのように変化していくのかを解説しました。
動画市場規模の拡大に伴い、今後動画クリエイターを取り巻く環境は大きく変わっていくと予想されます。
動画編集は一朝一夕でできるものではありませんが、取り組めば確実に自分のスキルとなって収入に反映されます。
だからこそ、今からできることを少しずつやることで、将来的に頭一つ抜けた動画クリエイターになれるでしょう。