今回は動画編集はきついのか?という疑問について解説していきます。
・これから動画編集を始めようと思っている方
・動画編集にかかる時間を知りたい方
・動画編集の作業が遅いと思っている方
このような方におすすめの記事となっています。何がきついのかを動画編集の作業ごとに分けてきつい部分を探してどうしたら動画編集はきつくならないのかを探っていきます。
動画編集の仕事内容を見ながら何がきついのか解説

動画編集は大変ということを耳にしたことはあるでしょうか?
実際に動画編集をしたことがある方は経験があるかもしれませんが、たった10分の動画であっても10時間以上、エフェクト等にこだわって仕上げると倍以上かかるということも珍しくありません。
では動画編集を作業ごとに分けてきついポイントを出していきます。
動画編集がきつい原因①カット
まずはカットです。
これは素材の量によってきつさは大幅に変わりますが、10分の素材をカットするだけであればさほど時間はかからないかもしれません。
しかし1時間の素材だったらどうでしょうか?
基本的に動画を見ながら適切な場所をカットしていくので、単純計算でも1時間以上かかりますよね?
これがカットがきついと言われる原因です。
カメラ数が増えるとさらにきつくなる
さらに大きな案件になればなるほど2カメ、3カメとカメラ数が増えていきます。
そうなるとカメラワークも意識しながらカットをしていかないといけません。そのため、カットだけで1日の仕事が終わってしまうということも珍しくありません。
他にも1時間の動画を10分にまとめるといった案件もあり、そういう場合にはどうしたら動画としてまとまるのかを意識しながらカットをしなければいけないので非常にきつい作業です。
動画編集がきつい原因②テロップ入れ
次にテロップを入れる作業です。
ただ文字を打つだけと思いがちですが、一般的なテロップは1行〜2行で構成されており表示タイミングも調整しなければいけないので、地味ながらもかなりきつい作業です。
動画時間が長ければ長いほどテロップ入れにかかる時間も相乗的に長くなります。
例えば初心者が1分の話している動画にテロップを入れようとすると30分〜1時間かかってしまいます。これで10分の動画を作成するとなった場合、単純計算で10時間近くかかります。
地味ながら時間もかかるので動画編集の中ではかなりきつい作業です。
動画編集がきつい原因③エフェクトの適用
最後にエフェクトの適用です。
ただカットしてテロップを入れただけの映像だと安っぽく見えてしまうこともあります。例えば高級ブランドが紹介する動画でその安っぽい動画を出しても、商品を購入したいとは思わないでしょう。
だからこそ、エフェクトを活用して効果的に商品を見せるように工夫します。
このエフェクトは一から作成する場合、一つのエフェクトだけでも1時間かかったり、凝ったデザインにすると1時間以上かかることもあります。
テンプレートを使うと楽ができる
最近ではエフェクトのフリー素材や作り方の動画もネット上にあるので、それを利用して動画を作ればより効率的にエフェクトの適用ができます。
エフェクトの作成も不要になるため、きつい作業から解放されるケースもあります。
ここまで話した3つ以外にもBGMやSEの設定等がありますが、それ以上にここまでお話しした3つの作業が動画編集がきつい要因となっています。
では次に、動画編集できつい3つの作業を楽にするために何をしたら良いのか解説していきます。
動画編集のきつい作業を楽にする方法

それではここから動画編集のきつい作業を楽にする方法を解説していきます。
これまで解説してきた作業は動画編集において必ず必要な作業になるので省略することは不可能です。
ですが、仕事のやり方、そしてそれ以前のマインド部分を変えられればきつい作業が楽になり、仕事自体が楽しくなっていきます。
きつい作業を楽にする方法①自分自身の仕事のやり方を確立させる
まずは自分の仕事のやり方を確立させることです。
このやり方は人それぞれやりやすい方法がありますので一例だけ紹介します。
10分の動画を作成するときに最初の1分に対してカット、テロップ、エフェクトを入れ、それが完了したら次の1分という作業方法を取った時、逐一別の作業をやらないといけないので非効率です。
カットであれば10分全てのカット割りをしてしまい、次にテロップ、エフェクトといった一連の流れにすることで、作業時間、そして作業効率が劇的に変わります。
このようにまずは自分のやりやすい仕事のスタイルを動画編集をやりながら探すことが重要です。
ショートカットを覚えることも楽にするコツ
他にもショートカットキーを覚えることも動画編集において重要になります。
カットや選択を毎回マウスで選択するのとショートカットキーで選択するのでは一回の時間は微々たるものですが、これが100回、1,000回とくり返されるとかなりの時間効率になり動画編集の作業が楽になります。
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きつい作業を楽にする方法②案件単価を上げる
次に報酬面です。安い単価で案件を請けてしまうとそもそもやる気が無くなってしまいます。
極端な話ですが、1分の動画を作成して100万円という案件であれば、今までにないやる気で取り組めるでしょう。
だからこそ自分の作業に見合った単価設定にすることもきつい、めんどくさいという動画編集におけるマインドを変えるコツになります。
きつい作業を楽にする方法③動画編集を楽しいと思う
最後に動画編集を楽しいと思えるかどうかが重要です。
嫌な仕事をする時には「嫌だ」「めんどくさい」「きつい」といった気持ちが強く動画自体のクオリティも大きく落ちてしまいます。
ですが、動画編集が楽しいからこの仕事をしているとなると、どこまでも効率化だったり、クオリティの向上ができます。
だからこそ、最終的には動画編集が楽しいと思えるかどうかで動画編集がきついかきつくないかが決まります。
これからの動画編集の仕事はきつくなくなる?

作業自体はかなり時間がかかりきつい仕事ではありますが、以前より動画編集は楽になりつつあります。
その理由を2つ解説していきます。
AI技術が動画編集にも採用されている
まず一つ目がAIによる動画編集の効率化です。
最近であればPremiere ProでもAI技術が使用され、リフレームやオブジェクトの削除なども数秒で行えるようになりました。
現在は一部機能の効率化ですが、今後はプロンプトなどを利用してさらに効率化ができるようになる可能性すらあります。
効率化されたソフトや環境が揃ってきている
動画編集ソフトや編集環境も過去のものと比べて圧倒的にパワーアップしています。
Premiere Proであれば、初心者でもわかりやすいUIで直感的に編集ができたり、ボタン一つでカットやリップル消去ができたりと今までは手動で行わなければいけなかったことが手軽にできるようになっています。
編集環境においてもPCのスペックが上がったり、モニターの解像度が格段に上がったりしており、さらに価格も10万円以下のPCでもストレスなく動画編集ができるようになっています。
動画編集の仕事内容を見ながら何がきついのか解説のまとめ

動画編集は文字や画像を組み合わせて映像として作成するので、コピーライターやデザイナー以上に時間がかかり、作業時間が長くなってしまったり、さらに品質を上げなければならなかったりとかなりきつい仕事です。
ですが、そのきつい仕事で作成したものは動画として世の中に公開されていき、自分のキャリアとして有利に働いていくでしょう。
さらにAIや動画編集ソフトもどんどん進化していく途中なのでそういった技術を盛り込んで仕事をしていくことで今まできつかった作業が楽になっていく可能性もあります。
まずは動画編集の仕事が楽しいと思えることが重要です。それを理解して動画編集の仕事に挑戦してみましょう!
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