今回はPremiere Proのショートカットについて解説していきます。
Premiere Proで動画編集をする際にショートカットを使うとより効率的に作業が行えます。そこでPremiere Proでよく使用するショートカット、そして全てのショートカットを紹介していきます。
・Premiere Proで動画編集を効率化させたい方
・Premiere Proでよく使うショートカットを知りたい方
・Premiere Proで動画編集をして稼ぎたい方
という方におすすめの記事になっています。
Premiere Proのショートカットを使うとどれだけ効率的になるのか?

Premiere Proを使うときに覚えておいた方がいいのはショートカットです。
Premiere Proだけではなく、例えばコピー&ペーストはPCを使っていればほぼ誰でも使うことはできますよね?
WindowsではCtrl + C、Ctrl + V、Macだと⌘ + C、⌘ + Vのように手間な作業を簡潔にするためのショートカットキーがあります。
Premiere Proのショートカットキーを利用すると効率化できる時間を調査
ではまずはショートカットキーを利用するとどれだけ効率化できるのか編集点の追加とリップル削除だけを行なったものをそれぞれ比較してみましょう。

これを見るだけでもたった一回の編集点の追加とリップル削除だけでも5,6秒早くできることがわかります。
動画1本あたり編集点の追加する回数は数十回、動画時間が長ければ100回以上行うことも珍しくありません。
例えば100回行うとすると、600秒、カットだけで約10分作業時間が効率化されます。他の作業でも同様で、ショートカットを使えるかどうかで10分が積み重なっていきます。
動画編集のプロの動画制作時間が早いのはこのような効率化をしているからです。
Premiere Proでよく利用するショートカットキーをケース別に紹介

次にPremiere Proで使用されるショートカットキーをケース別に紹介していきます。
Premiere Proでよく利用するショートカットキー:カット・リップル削除
まずはカットとリップル削除です。
これは先ほどの効率化のところでも触れましたがこの作業が効率化できると動画編集における作業時間がかなり早くなります。
ショートカット | Windows | Mac |
---|---|---|
レーザーツールを選択 | C(CUTで覚える) | C |
選択ツールを選択 | V | V |
リップルの削除 | Shift + Delete | Shift + fn + Delete |
たった3つのショートカットキーだけで効率化できるので、必ず覚えておきましょう。
Premiere Proでよく利用するショートカットキー:イン・アウト
Premiere Proで動画編集をすると、数秒のクリップでも何度も見直してテロップを入れたりエフェクトを入れたりします。
そこでインとアウトを設定するとより効率的に動画編集ができます。
ショートカット | Windows | Mac |
---|---|---|
インを設定 | I(INで覚える) | I |
アウトを設定 | O(OUTで覚える) | O |
選択したクリップのサイズで インとアウトを設定 | / | / |
再生ヘッドをインに移動 | Shift + I | Shift + I |
再生ヘッドをアウトに移動 | Shift + O | Shift + O |
インを消去 | Ctrl + Shift + I | Opt + I |
アウトを消去 | Ctrl + Shift + O | Opt + O |
インとアウトを消去 | Ctrl + Shift + X | Opt + X |
インからアウトへ再生 | Ctrl + Shift + Space | Opt + K |
Premiere Proではカーソルを押しても基本的に1フレームしか移動せず、マウスで移動させたりすることもありますが、インとアウトを活用できればその手間が解消されスムーズに動画編集を行うことができます。
Premiere Proでよく利用するショートカットキー:フレーム移動
音声と動画を別々に撮影している場合やテロップをいれるときには実際に聞きながら違和感が無いようにしなければいけません。
音ズレやアニメーション・エフェクトのズレは視聴者にストレスを与えてしまい、離脱の原因にもなります。そのため、フレーム単位で調整できるようにしておきましょう。
ショートカット | Windows | Mac |
---|---|---|
再生ヘッドを1フレーム進める | → | → |
再生ヘッドを5フレーム進める | Shift + → | Shift + → |
再生ヘッドを1フレーム戻す | ← | ← |
再生ヘッドを 5フレーム戻す | Shift + ← | Shift + ← |
選択したクリップを右に1フレーム移動 | Alt + → | ⌘ + → |
選択したクリップを右に5フレーム移動 | Alt + Shift + → | ⌘ + Shift + → |
選択したクリップを左に1フレーム移動 | Alt + ← | ⌘ + ← |
選択したクリップを左に5フレーム移動 | Alt + Shift + ← | ⌘ + Shift + ← |
これは効率化にもつながりますが、動画のクオリティの向上にも繋がります。なので、この移動方法のパターンも覚えておきましょう。
Premiere Proのショートカットを用途別に紹介のまとめ

Premiere Proのショートカットは今回出したショートカット以外に何種類もあります。
ここで紹介したのは動画編集者として活動していく際に最も基礎となる作業を効率化させるためのショートカットキーを紹介しています。
いきなりショートカットキー全てを覚える必要はなく、動画編集をしていたら自ずと身についてきます。
動画編集をするときは愚直に取り組むことも大切ですが、どのように効率的に動画編集ができるのかも合わせて考えるようにしましょう。
これが考えられると作業時間も短縮され、その短縮した時間で動画のクオリティを上げたり、逆にリフレッシュをしたりとメリットしかありません。
まずはここで出したショートカットキーを使ってみるところから始めてみましょう!