今回は動画編集の仕事がなくなるのかということに対して解説していきます。
ここ数年で動画業界の市場は大幅に拡大し今後も市場規模は上がり続けると言われている業界ですが、なぜこの動画編集の仕事がなくなると言われているのでしょうか?
・動画編集の仕事がなくならないように何をしたらいいのかわからない方
・これから動画編集で稼げるのか不安な方
・将来的に動画編集はどうなっていくのか気になる方
このような方に必見の内容になっています。最後には初心者向けに動画編集の仕事を最短最速で行うための手法についても解説しています。
動画編集の仕事はなくなる?言われる原因と将来を大胆予想!

まず大前提ですが、動画編集業界全体を対象にしたときに動画編集の仕事は絶対になくなることはありません。
ですが、一部の動画編集者の立場に立つと、動画編集の仕事が明らかに減ったと感じる可能性があります。では、どういう未来になると、どの立場の動画編集者の仕事が無くなってしまうのかを予想と解説をしていきます。
動画編集の仕事がなくなる未来を大胆予想①動画編集の仕事が内製化
1つ目は動画編集の仕事が内製化される未来です。
内製化
内製化とは、外部に委託していた業務を自社の社員や設備などで対応する体制に切り替えることです。従来、日本のユーザー企業はシステムの設計や開発、運用などを全てベンダー企業に委託するケースが多く見られました。しかしここ数年、システムに関する業務を外部に委託するのではなく、内製化へ舵(かじ)を切る企業が増えています
atmarkIT「内製化のメリット/デメリットと成功のポイントは?」より引用
ここで影響があるのはフリーランスの動画編集者です。
今まで外部委託されていた動画編集の案件がクライアント内で制作されるので、フリーランスの動画編集の仕事が激減するでしょう。
さらに、現在でもフリーランスの動画編集者は増加しているので、競争が激しくなり、動画編集の案件が得られない人が続出してしまうでしょう。
動画編集の仕事がなくなる未来を大胆予想②動画編集の案件難易度が上がる
2つ目に動画編集の難易度が上がる未来です。
これはかなり現実味があることで、例えばYouTubeを見ていてもわかるように10年前の動画と現在の動画を比較してみたらわかりやすいですが、ただカットしてテロップを入れているだけだった動画が、エフェクトやテロップのアニメーション、アイキャッチを入れるのが当たり前になっています。
そうなると、今後求められていくのはこれらの技術がある動画編集者だけになります。ただカットやテロップを入れられる動画編集者の仕事はなくなっていく可能性があります。
動画編集の仕事がなくなる未来を大胆予想③AIによって自動的に動画が作成される
最後に、AIの発達によって自動的に求めていた動画が作られる未来です。
これは今のAI技術だけだとあまり現実味がありませんが、将来的にはこのようになる可能性すらあります。
こうなってしまうと今の動画編集者はほぼ仕事がなくなってしまう可能性がありますが、現状、動画を作成するAIは簡易的な動画を作るサービスや動画編集者を手助けするAIが登場しています。
動画編集者にできることはAIと共存すること
すでにAIが出ている現実は変わらず、動画編集の仕事もかなり手軽にできるようになっています。
そこで動画編集者がやるべきことはAIと共存することです。「AIなんか使わない」とAIと敵対する人は基本的に衰退してしまって動画編集の仕事が本当になくなってしまいます。
だからこそ、日々、AIがどのように進化をしているのか注視しておき、自分の仕事に使えると思ったら率先して使用することも重要です。
動画編集の仕事がなくなるのではなく経験値が浅い動画編集者が淘汰される

最初にもお話ししましたが、動画編集の仕事がなくなることはありません。
その代わり、経験値が浅い動画編集者の案件がなくなり淘汰されていく可能性があります。とりあえず今仕事があるから安泰だと思い、動画編集におけるスキルアップをせずに日々を過ごしていくと近い将来、急に仕事がなくなる危険性すらあります。
だからこそ今から経験を積み、日々新しい技術を取り入れていかなければなりません。
今後は高単価な案件と低単価の案件とで二極化される
市場全体として見ると、動画編集の案件は今後、高単価な案件と低単価の案件とで二極化される傾向があります。
中単価の案件はステップアップとしては非常に使える案件ではあったのですが、将来的に低単価と高単価に別れて中単価の案件は極端に少なくなっていくでしょう。
低単価の案件はは誰でもできるような案件しかなくなる
カットやテロップ入れなど手間がかかるが誰でもできる作業が低単価の案件として発注され初心者の動画編集者が殺到するかもしれません。
しかし、低単価の案件になるので、動画編集者として稼ぐためにはこの案件をいくつも請けなければお小遣い程度しか稼げないでしょう。そのため、スキルアップをして高単価な案件を受注できるようにしなければいけません。
高単価な案件はよりクリエイティブ力が求められる案件が多くなる
一方、高単価の案件は、一般的な動画編集スキルに加えてクライアントの競合の動画と差別化するために独創的なクリエイティブ力が必要になるでしょう。
これはスキルだけではなく、今までの経験から培われるので、このレベルに到達している動画編集者だけが高単価の案件を独占するという状況が発生してしまう可能性があります。
このように、今後はは高単価と低単価の二極化が進むと予想されます。動画編集の仕事を始めても案件はあったところでそれで稼ぐことはできなくなり、モチベーションが低くなって業界から撤退するということが今まで以上に多くなってくるでしょう。
ですが、ここで効率的に経験値を積み、スキルアップをしていくと高単価の案件を得られるようになり、動画編集者として稼いでいける可能性があります。
では最後に今の動画編集者が未来を見据えて行わなければいけないことについて解説していきます。
動画編集の仕事がなくならないように今やっておくべき3つのコト

ここからは、今現在動画編集者が動画編集の仕事がなくならないようにするためにやっておくべきことを3つ出しておきます。
この3つのことを事前に行なっておくだけで将来的に動画編集の仕事がなくなることはないでしょう。
動画編集の技術を向上させる
まずは当たり前ですが、動画編集のスキルを高め続けることです。
これはクリエイティブ力も含めて向上させなければ意味がありません。様々な動画を見ながらどのように動画編集をしているのかを分析し、常にトレンドを把握しておくべきです。
そうすることで、新しい案件を請けても今のトレンドで安定したクオリティの動画を提供できるようになります。
様々な案件を請けて経験値を積む
次に様々な案件を受注することです。
これはクライアント一人からいくつも案件を受けるということではなく、複数クライアントから動画制作の案件を受注するのがおすすめです。
そうすることで、自分の動画編集スキルは他のクライアントでも通用するのか、案件単価は適切だったのかなど、動画編集のスキルに限らず、営業や見積もりのノウハウまでわかるようになります。
何も知らない状態で見積もりをしても安すぎる単価で受注してしまったり、高すぎる見積もりで案件が受注できなかったりなど失敗をしてしまうので、今のうちに経験値を積んでおくのがおすすめです。
今のうちにたくさんの失敗をしておくこと
失敗=ネガティブなイメージがありますが、今のうちにどんどん失敗を繰り返しておきましょう。
例えば先ほどもお話ししましたが、高すぎる見積もりで案件が受注できなかったり安すぎる案件で失敗してしまったりとこういったミスはどんどんしていくべきです。
そうすることで今後新しいクライアントや新しい案件を受注する際に「失敗しないための対策」が失敗を通じて構築ができている状態で仕事が受注できるでしょう。
信頼できるクライアントを見つけておく
最後に、信頼できるクライアントを複数見つけておくことです。
フリーランスを始めたばかりの時には単発の案件しかもらえないこともあるかもしれません。ですが、単発の仕事だけで稼ぎ続けることはほぼ不可能です。
単価が高い案件だと仕事をしなくても生きていけるかもしれませんが、そのお金がなくなってしまった時のことを考えると不安になってしまうでしょう。
自分の技術などを認めてもらえ、適正な案件単価で発注してもらえるクライアントをいくつか見つけることを短期的な目標として取り組むことができれば将来的に大きく稼げるようになる可能性が高まります。
1つのクライアントに執着しないことが重要
先ほど複数見つけておくことが重要というお話をしましたが、1つのクライアントだけだと案件間のリードタイムがあった場合にはその間の収入はゼロになってしまいます。
他にもそのクライアントとのお付き合いが終了してしまうとまたゼロの状態から信頼できるクライアントを探さなければいけません。
だからこそ、1つのクライアントに執着せずに逐一新しいクライアントを探して動画編集に取り組むことが重要です。
おすすめ記事:動画編集の仕事で営業の方法と営業先を紹介
動画編集の仕事はなくなる?言われる原因と将来を大胆予想のまとめ

動画編集の仕事がなくなる未来を3つ予測しましたが、これらのシナリオの最低でも1つは起こり得る可能性が、もしくはすでに起こり得ている可能性もあります。
これから動画編集者が動画編集の仕事がなくならないようにするためには自分自身の努力次第です。
どんな業界でもそうですが、今頑張っておけば将来的に使える動画編集スキルであったり、収入が安定したりとメリットしかありません。
だからこそ、今回お話しした3つのやっておくべきコトを実践しておきましょう。
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