フリーランス動画クリエイターが仕事に必要なスキルと案件獲得方法を解説

フリーランス動画編集者になるためには?仕事に必要なスキルと仕事のステップを解説 STEP3:勉強方法

今回はフリーランスの動画クリエイターが仕事に必要なスキルと案件獲得方法を解説していきます。

フリーランスの動画クリエイターは自分自身で案件を獲得しなければならず、動画編集以外にも様々なスキルが必要になります。

・フリーランスとして動画編集の仕事をしたい方

・フリーランスとして動画編集をしているが案件獲得があまりできていない方

・フリーランスの動画クリエイターとして稼いでいきたい方

このような方におすすめの記事になっています。

フリーランス動画クリエイターが仕事に必要なスキル

動画編集のフリーランスに必要なスキルと資格

早速フリーランスで動画編集をする際に何が必要なのかを解説していきます。

動画編集スキルだけでフリーランスの動画クリエイターとして生計を立てられるのか、結論から言うと、非常に難しいです。

だからこそ、ここで必要なスキルを把握して身につけましょう!

動画編集スキル

まずは動画編集スキルです。これは基本的なものもありますが、それ以外にも応用として必要なスキルも合わせて解説していきます。

PCの使い方

これは大前提のスキルですが、PCが使えなければフリーランスとして動画編集はできません。

普段からPCを使っていれば問題はないですが、全くPCを使っていない状況で動画編集のフリーランスを目指すのは絶対にやめておきましょう。

PCの操作の名称(ドラッグ、コピペ等)、文字入力(タイピング)、それ以外の営業や打ち合わせで利用するソフトの使い方は覚えておいてください。

動画編集ソフトの使い方

次に動画編集ソフトの使い方です。

Premiere Proを例に出しますが、「選択ツール」「レーザーツール」などの場所やショートカットキーを覚えることやタイムラインに動画を入れる方法などの基礎的な使い方は覚えておきましょう。

この基礎ができていないと実際に案件を受注した時に使い方を調べながら動画編集をするようになるので余計に時間が掛かってしまい思ったように稼ぐことはできないでしょう。

デザイン知識

ここからは実践に近い内容になりますが、まずはデザインに関する知識です。

動画とはあまり関係ないと思いがちですが、デザインセンスは動画だけでなくどんな業界でも必要になります。

動画で一番わかりやすいのが、テロップのデザインです。これはあくまでも例になりますが、下記の3つのフォントデザインがある場合、①〜③のうちどのデザインがいいでしょうか?

Work&Joy(ワクジョイ)フォントデザイン比較

①については、境界線と文字が細くて見づらい、②は境界線とフォント色の両方が明度が高くシャドウが入っていないと見づらい印象です。

そして③はバランスが取れていて見やすいデザインになっています。

これはあくまでも例になりますが、自分自身が体験して、視聴者にも見やすいデザインを意識することが重要です。

音響知識

そして最後に音響知識です。これは例えば、シーンに合うBGMは何なのか?どういう効果音がいいのか等のスキルです。

もっとスキルアップをすると音声の撮り方などプロ並みの機材を用いて撮影をするようになるかもしれませんが、まずは最低限シーンにあったBGMと効果音を選べるようにしておきましょう。

ここで違和感のあるBGMや効果音を利用してしまうと、今まで編集した動画が台無しになってしまうこともよくあります。その状態でクライアントに見せるとBGMだけではなく他の部分もダメに見えてしまうので絶対にないようにしましょう。

コミュニケーションスキル

そして次に必要なのがコミュニケーションスキルです。これは営業スキルにも関連しますがまとめてコミュニケーションスキルにまとめます。

初歩的なことでは、最初の挨拶、言葉遣いです。この2つができていないことで案件が受注できないこともよくあります。

どれだけ動画編集スキルを持っていてもコミュニケーションができない人に発注してもクライアントが望んだ動画を作るのはかなり難しいでしょう。

見積もりスキル

次に見積もりスキルです。

フリーランスで収入を上げていくのであれば、1つの案件に対する報酬を上げなければいけません。

同じ価格の案件を受注して案件数を増やす選択肢もいいですが、早いタイミングで作業時間の限界に到達します。

そこで必要なのが見積もりで、クライアントに「なぜこの価格じゃないとダメなのか」を明確に理解させなければいけません。

ましてや動画編集の場合、10分の動画を制作するだけでも1日かかることも珍しくありません。だからこそ、クライアントに各作業時間の目安を作っておくだけでも理解度は格段に向上します。

クライアントの予算を先に聞くのもアリ

ここでよく失敗するのが、クライアントが1万円で発注したい案件なのに10万円の見積もりを出して案件が流れてしまうということです。

このようなことが無いようにするには、先にクライアントの予算を聞いておいてもいいでしょう。例えば、

(前後の会話)
もしよろしければ、ご予算の方を伺ってもよろしいでしょうか?
現時点で決めっている概算でも結構ですので、ご予算によって提案できる内容に変わり、それに応じた具体的な提案ができるかと思います。

このようなアプローチで聞けば足元を見るわけでもなく、前向きな表現として捉えてもらえます。

失敗しないためにはまずは予算を聞いてそれに応じた内容を提示することが重要になります。

経理スキル

最後に、フリーランスとしての活動を続けていくために、経理スキルも重要です。

フリーランスは個人事業主なので自分で確定申告を行わなければいけません。そうなると税金の計算や経費の管理などを全て自分自身で行うので、経理スキルは絶対に必要です。

普段のキャッシュフローの管理まで行えるようになるとフリーランスの活動が大きくなったとしてもトラブルになりにくいので、まずは最低限、そして徐々に全て管理できるようにしておきましょう。

フリーランスの案件獲得方法

それではフリーランスの案件獲得方法を解説していきます。ここでは、初心者でも使いやすいクラウドソーシングサービスとSNSでの獲得方法について話していきます。

フリーランスの案件獲得方法①クラウドソーシングサービス

まずはクラウドソーシングサービスです。今回はクラウドワークスを例に出しますが、動画編集の案件を調べてみると、

4,657件あります。(6月27日時点)

このように案件の量としては非常に多く、初心者から上級者向けの案件まで様々ですが、比較的初心者向けの案件が多い傾向があります。

例えば、このような案件があります。

【 依頼内容 】
YouTube動画の編集業務をお願いいたします。

【 作業ボリューム 】
10分前後

【 納期 】
1週間

【 契約金額(税抜) 】
1500円くらいで見積もりをお願いします。

【 重視する点・開発経験 】
・YouTube動画編集のご経験・実績のある方
・動画に対しての相談ができる方

【 応募方法 】
・簡単な自己紹介や実績、ポートフォリオをご提示ください。
・条件提示にてお見積もり金額を入力してください。

ご質問がありましたら、気軽にお問い合わせください。
応募をお待ちしております!

クラウドソーシングサイトでチェックするポイントとしては、

  • 依頼内容
  • 納期
  • 契約金額

この3つは最優先でチェックしましょう。クラウドワークスは作業に対して契約金額が低い傾向があるので、自分自身で最低金額を決めてから探すといいでしょう。

おすすめ記事クラウドワークスで動画編集の仕事の始め方ガイド

安すぎる案件・怪しい案件には申し込まないこと

安すぎる案件・怪しい案件と言いますが、具体的にはどういった案件のことなのか分からない方もいるかと思いますので、具体例を出していきます。

ちなみにこれから紹介する案件詳細は実際にクラウドワークスに掲載されているものを出しています。
(プライバシーの観点からリンクや内容を一部伏せています)

【 仕事概要 】
簡単な動画編集の募集となります。
(初心者の方でも作業可能です)

【 依頼内容 】
こちらで用意する素材(シナリオ記事とナレーション音声)を元に、
テロップを付けた動画を作成して頂くお仕事です。

動画尺はおおよそ10分〜20分前後の動画になります。

【 報酬 】
1本 50円
※技術や納品対応によっては報酬を上げさせていただきます。

【 納品条件 】
納品数 1日1本
・作業が出来ない日がある場合は調整し、事前に納品ください。
☆月に60本以上ご依頼は可能となっております。

【 重視する点・経験 】
・Premiere Proの使用経験がある方
・動画編集を始めて、出来れば3ヶ月以上経っている方
・チャットワークでのやり取りが可能な方
・納期を守れる方
・返信が早い方
・途中で投げない方

※場合によって30本まとめてご依頼する場合がございます。

この案件はおそらく10分の動画にテロップを入れる作業がメインになりますが、10分の動画で1本50円はあまりにも安すぎてしまいます。

一度動画編集でテロップを入れたことがある方だと感覚的にわかりますが、10分の動画にテロップをいれるのであれば1時間は平気でかかってくる可能性があります。

そうするとあまりにも割に合わない作業だということが理解できますでしょうか?このような案件に応募するのは控えるようにしましょう。

他にも動画編集の案件なのにコーチングだったり、動画編集グループで作業をしているなどのコミュニティ斡旋といった怪しい案件もあるので、そういった案件にはできる限り参加しないようにしましょう。

フリーランスの案件獲得方法②SNS

次にSNSです。

SNSで案件を探す際には例えばTwitterだと、「動画編集 仕事」と検索すると下記のようなツイートを見つけることができます。

このような案件に対して応募していく方法になります。

そしてSNSで案件を獲得する大きなメリットとして、クラウドソーシングサービスと比べて遥かに案件単価が高いです。

先ほどクラウドワークスの案件で紹介したのは10分の動画で1本50円、上記で紹介しているツイートでは7,000円、単価が140倍も異なります。

動画の長さや内容が大きく異なるので単純比較ではありませんが、SNSの方が明らかに単価が高いです。ですが、その分ポートフォリオが必要だったりと一定のスキルが身についていないと案件を受注しにくいです。

SNSで案件を契約する場合は必ず契約書を締結すること

クラウドソーシングサービスではクライアントと動画クリエイターの間にクラウドワークスが挟まっていますので、納品後の報酬支払いが確実に行われます。

しかしSNSの場合は誰も仲介しないので未払いや仕事量でトラブルが発生してしまうリスクがあります。そのため、必ず個別で契約書を締結するようにしましょう。

契約書を締結しておくことで、万が一上記のようなことが起こった場合に契約書を盾にすることができます。

フリーランス動画クリエイターとして稼いでいくためのキャリアプラン

ここまでお話ししてきて、最も手軽に動画編集のフリーランスを始めることができるクラウドワークスで案件を請けても、金額によりますが、稼ぎにくいことがわかるでしょう。

では、ここでは初心者の動画クリエイターがフリーランスになった時にどのようなプランで進んでいけば稼げるようになるのかを解説、シミュレーションしてみましょう。

フリーランス動画クリエイターの最初の目標はポートフォリオを充実させること

フリーランス動画クリエイターになり、まずはお金を稼ぐことに集中しがちですが、そうなると理想は月に20万円以上欲しいがクラウドワークスで稼いだ額は1万円前後と理想と現実の違いに打ちひしがれる可能性もあります。

だからこそ、クラウドワークスではポートフォリオを充実させることを優先的に考えておかなければいけません。

実際、クラウドワークスからの案件だけでは稼ぐことは非常に難しいです。

クラウドワークスで稼いでいる人は同一クライアントから案件を定期的にもらっているから案件の単価は上がり稼いでいます。

クラウドワークスにこだわる必要はない

ポートフォリオを充実させることを考えるのであれば、クラウドワークスにこだわる必要はありません。

例えば、自分自身でトレースして動画を作成してみたり、SNSから自分のスキルにあった案件を探してもいいでしょう。

ここでポートフォリオを充実させる最大の理由は

  • 案件を受注しやすくする
  • 案件単価を上げやすくする

この2つにあります。だからこそ、案件が請けられそうだと感じたら率先してアプローチすることが重要です。

継続的な案件をもらいつつ新規案件をSNSから探す

クラウドワークスでポートフォリオが充実してきたら高単価の案件を受注できるように営業をかけていきましょう。

先ほど出したSNSの案件を見てもらえればわかるように1本あたり7,000〜10,000円程度の案件を探しましょう。それに見合わない案件は断りましょう。

さらに、ポートフォリオができる段階でもいくつか定期的に頂ける案件もできてくるでしょう。

ここで考えるべきは、そのクライアントとお付き合いして将来的に自分自身が稼いでいけるのかを考えましょう。自分自身が1本あたりの相場は感覚的にわかるようになっているかと思いますので、単価が低い場合は高めの見積もりをしてみるのもアリです。

このプランで進めていけば動画クリエイターとして安定的に稼いでいくこともできるでしょう。

ワクジョイなら学びながら稼げ、ポートフォリオも充実できる!

ここまでフリーランスの動画クリエイターになるために必要なスキルと案件獲得方法を紹介しましたが、実は動画編集スクール Work&Joy(ワクジョイ) でも学びながら稼ぐことも可能です。

ワクジョイであれば、動画編集のスキルを一切知らない状態でも初歩から学べ、その学んだ内容に応じて適切な案件をお渡ししていくのでスキルアップしていることが明確になり、ポートフォリオも作れ、更にスキルアップした分単価の高い案件を斡旋してもらえます。

Work&Joy(ワクジョイ)

通常だと一人で営業から作業まで行わなければいけませんが、ワクジョイではこのループモデルでより実践的に動画編集スキルを学んでいくことができます。

さらにワクジョイから卒業するまでに、個人での案件の請け方なども学べ、スムーズに案件を受注し続けられます。

初心者でも最短で10日で講師から案件がもらえる

よくあるのが、卒業まで数ヶ月動画編集の勉強をして、卒業後に案件をもらえるというものですが、ワクジョイの場合は入学から最短で10日もあれば案件を斡旋してもらえます。

個人差はあれども、ここでさまざまな案件を受注し、スキルアップ、ポートフォリオを充実させておけば動画編集のプロとしてどんな案件でも活躍できるようになります。

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