こんにちは!動画編集スクール”ワクジョイ”専属ライターの稲葉です。
「動画編集の仕事をしたいけど、どんなことをするんだろう?」
「どういう働き方があるんだろう?」
この記事は、上記のような疑問を持つ初心者の方に向けて書いていきます。
動画編集の仕事内容や、どのような働き方があるのか、そして気になる収入まで、包み隠さず解説していきます!
動画編集の仕事内容を初心者向けに解説!
まずは動画編集の仕事内容を初心者の方向けに解説していきます。
一言で「動画編集」と言っても、1本の動画を作成するには様々な作業が必要になります。
ここでは、主な作業内容となる以下の6つの流れをご紹介します。
- 映像のカット
- 音量の調整
- テロップの挿入
- BGM・SE(効果音)の挿入
- アニメーション・エフェクトの挿入
- 書き出し・納品
仕事内容①映像のカット
動画編集の仕事内容1つ目は、映像のカットです。
カットとは、映像の不要な部分を削除して必要なシーンのみを繋ぎ合わせていく作業を言います。
例えば、撮影前のオフショットや言い間違って訂正した部分など、動画の本筋とは関係のないシーンが残っていると、本来動画で伝えたかったことが霞んでしまいます。
カット編集によりそれらを取り除くことで、視聴者が最後までテンポよく動画を見ることにつながります。
仕事内容②音量の調整
動画編集の仕事内容2つ目は、音量の調整です。
普段YouTube動画を見ている時、
- 話している音声が大きすぎて音割れしている
- BGMやSE(効果音)が大きすぎて内容が聞こえづらい
といったことが気になる方も多いと思います。
どれだけ動画の内容が良くても、音量に問題があると最後まで動画が見られにくくなります。
動画編集の際は、音声のボリュームや速度を適切に調整しましょう。
仕事内容③テロップの挿入
動画編集の仕事内容3つ目は、テロップの挿入です。
テロップとは、動画内にのせる文字情報のことです。
よく「字幕」と混合されますが、厳密にいうと以下のような違いがあります。
- 字幕:
発言の内容をそのままテキスト化したもの - テロップ:
特に強調したい部分や、補足したい部分をテキスト化したもの
テロップは動画の趣旨を視聴者に理解してもらうための大切な要素となりますので、「デザイン」も非常に重要です。
例えば、ホラー映像の場合は下記のようなフォントがよく使われますが、これだけで「怖い」という印象を持ちますよね。
このように、テロップデザイン一つで視聴者の受け取り方は大きく変わりますので、動画編集の際は動画のテーマに合わせてテロップを作成するよう意識しましょう。
仕事内容④BGM・SE(効果音)の挿入
動画編集の仕事内容4つ目は、BGM・SE(効果音)の挿入です。
BGMは流行っている音楽を適当に入れるのではなく、動画の内容によって変える必要があります。
例えば、基本的なBGMのセオリーとして以下のようなものが挙げられます。
動画タイプ | BGMタイプ |
---|---|
スポーツ系 | アップテンポ、明るめ |
ヘルスケア系 | リラックス、落ち着き |
ホラー系 | 悲壮感、おどろおどろしい |
この他にも、「重要な発言をした部分では今まで流していたBGMを消す」といったことをすると、発言を強調することができます。
動画編集における音声テクニックには様々なものがありますので、普段から色んな動画をチェックして参考にしましょう!
仕事内容⑤アニメーション・エフェクトの挿入
動画編集の仕事内容5つ目は、アニメーションやエフェクトの挿入です。
こちらは動画のクオリティを上げるために必要な作業です。
例えばテロップを表示させる際は、何らかのアニメーションを加えることで動画にテンポが生まれます。
また場面転換の際は、突然シーンが切り替わると視聴者に戸惑いを与えてしまうことがありますので、以下のようなエフェクト(特殊効果)を入れることでシーンが変更になったことが瞬時に分かります。
アニメーションやエフェクトを入れることで視聴者を飽きさせない印象的な動画を作ることができますので、編集する際はぜひ取り入れましょう。
仕事内容⑥書き出し・納品
動画編集の仕事内容5つ目は、書き出し・納品です。
書き出しとは、編集したデータを動画ファイルとして保存することを言います。
書き出しの種類には様々なものがありますが、動画サイトに投稿する際は「mp4」という形式で書き出すのが一般的です。
ファイルとして保存したあとは、依頼を受けたクライアントに納品して、動画編集の一連の流れが完了となります。
動画編集を仕事にするメリット・デメリット
動画編集の需要は今後もどんどん伸びていくと言われており、スキルを身に着けておけば副業やフリーランスとして幅広い活躍ができます。
これから動画編集の副業を始めようとしている方は、
「どのようなメリットがあるのか?」
「またデメリットはないのか?」
ということが気になるのではないでしょうか。
ここでは、動画編集の仕事をするメリット・デメリットについて解説します。
動画編集の仕事のメリット
まず、動画編集を仕事にするメリットをご紹介します。
近年はYouTubeやSNSなどで動画コンテンツが普及したことにより、動画編集者の需要が非常に増えています。
クラウドソーシングサイトなどを活用すると、初心者向けの案件から上級者向けの案件まで様々なレベルの仕事が見つかりますので、副業やフリーランスとしても稼ぎやすいのが大きなメリットです。
また、様々な案件に関わることで、新しい編集スキルやソフトウェアの習得だけでなく、以下のような幅広いスキルを磨くことができます。
- 撮影
- デザイン(サムネ作成や画像作成など)
- 台本作成
- 企画・マーケティング
- クライアントとのコミュニケーションスキル
そして、PCと編集ソフトがあれば、家でもカフェでも旅行先でも、自分の好きな場所で仕事ができるメリットもあります。
最近やリモートワークが可能な職場も増えていますので、通勤や人間関係のストレスなく働きたいという方におすすめです。
動画編集の仕事のデメリット
動画編集の仕事は、必ずしもメリットばかりではありません。
ここでは、主なデメリットを3つご紹介します。
動画編集は一見華やかな仕事に見えるかもしれませんが、実際は細かい作業の積み重ねで成り立っています。
地道な作業を苦だと思わない方であればいいのですが、ストレスに感じる方は動画編集の仕事には向かないかもしれません。
また、動画編集は未経験者でも挑戦しやすい仕事ですが、最低限の編集スキルの習得・勉強をしておかなければ、採用や案件の獲得が難しくなってしまいます。
編集ソフトの操作方法や基本的な編集テクニックであれば1〜2週間程度で習得が可能ですので、事前に勉強をしておくことをおすすめします。
また、動画編集は自由な働き方が可能ですが、納期は必ず守る必要があります。
初心者の方は動画を作成するのにどうしても時間がかかってしまいますし、どれだけの時間で終わらせられるかも予想できないことがほとんどですので、納期に追われてしまうこともあります。
動画編集の仕事で成功するためには、細かい1つ1つの作業を常に効率化して、スピードアップしていくことが大切です。
以下の記事では、動画編集の仕事や副業をするメリット・デメリットを詳しく解説していますので、こちらも併せてぜひご参考ください。
動画編集を仕事にする3つの働き方
動画編集の仕事には、主に3つの働き方があります。
働き方によって、先ほど解説した基本的な仕事内容に加えて、「+αの作業」が必要になります。
以下より、それぞれの働き方の特徴を解説していきます。
動画編集を仕事にする働き方①正社員雇用
動画編集を仕事にする働き方1つ目が、正社員雇用です。
勤務先によって仕事内容は変わりますが、多くの場合、フリーランスのように自分でクライアントを探して案件を受注する必要がありません。
しかし場合によっては、クライアントとやりとりをして企画を考えたり、動画台本を作成するなど、動画編集以外のスキルが必要になることもあります。
以下に、正社員として働くメリットをまとめました。
次に、デメリットをご紹介します。
正社員で働く場合、収入の安定に加えて福利厚生や社会保険の充実などがメリットとして挙げられますが、一方で時間や場所に縛られるデメリットもあります。
動画編集を仕事にする働き方②アルバイト
動画編集を仕事にする働き方2つ目が、アルバイト雇用です。
正社員よりも採用のハードルが低いため、「まずは動画編集の仕事をしてみたい」という方におすすめです。
まずはアルバイトのメリットをご紹介します。
次に、デメリットをご紹介します。
アルバイトは初心者でも動画編集の経験を積みやすい方法ではありますが、収入が安定しにくいデメリットがあるため、長期間続けるのはお勧めできません。
もちろん、アルバイトをしながら空いた時間に副業をしたり、学んだ知識を使ってフリーランスもしくは正社員として働いていく方法もあります。
動画編集を仕事にする働き方③副業・フリーランス
動画編集を仕事にする働き方3つ目が、副業やフリーランスです。
フリーランスとは、特定の企業に所属せず、自分自身でクライアントと直接契約をして報酬を得る個人事業主を指します。
正社員やアルバイトと違い、営業をしたり見積もりをしたりと、動画編集以外の知識やノウハウが必要になります。
しかし動画編集の働き方としては最も収入を上げやすい方法です。
副業・フリーランスのメリットとしては以下のことが挙げられます。
次に、デメリットをご紹介します。
このように、働き方はそれぞれ一長一短です。
メリットとデメリットを踏まえた上で、最終的に自分に向いているかどうかを判断していきましょう。
動画編集の仕事はどのくらい稼げる?
これから動画編集の仕事を始めたい初心者の方にとって、どれくらい稼げるのか?ということが気になりますよね。
収入は働き方によって変動するので、正社員、アルバイト、派遣社員、フリーランスでそれぞれ比較していきます。
正社員、アルバイト、派遣社員の収入
まず、動画編集の仕事をしている正社員、アルバイト、派遣社員の収入について説明します。
以下は、「求人ボックス 給料ナビ」が公開している動画編集の仕事の年収・時給・給料の統計データです。
引用:求人ボックス 給料ナビ「動画編集の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」
※記載の給料情報は2024年1月に求人ボックス上で掲載されていた求人情報から算出した給料情報。
- 正社員:平均年収402万円
- アルバイト:平均時給1,091円
- 派遣社員:平均時給1,648円
このデータによると、動画編集の正社員の平均年収は約402万円となっており、令和4年度の日本の平均年収は458万円だったため、やや低い傾向にあります。
なお、正社員の年収を月給で換算すると34万円、初任給は21万円程度が相場のようです。
正社員の給料分布を見てみると、全体の給与幅は272〜782万円と広いことが分かります。
そのため、経験や求められるスキルによって稼げる金額が大きく変わってくると言えます。
フリーランスの収入
次に、フリーランスとして動画編集の仕事をしている人の平均年収をご紹介いたします。
こちらについては正式なデータが見つからなかったため、フリーランス協会が毎年出している「フリーランス白書」から、2022年のフリーランスの年収をご紹介します。
出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2022」
この内容は動画編集以外でもシステム開発やコンサルティング系のフリーランスの収入も入っているので、動画編集の年収の分布とは言えませんが、半数以上が「200万円未満」「200-400万円未満」となっています。
これはどのような分野におけるフリーランスでも、半数以上が年収400万円未満であるということです。
動画編集の仕事で成功するために必要なスキルを磨こう!
今回ご紹介したように、動画編集の仕事は働き方によって仕事内容や収入が大きく変わってきます。
基本的な編集スキルだけでは給料が低いことが多いため、編集テクニックを向上させることはもちろん、案件の探し方や営業の仕方の知識もつけていきましょう!
しかし初心者の場合、
「何から学べばいいか分からない…」
「具体的に何を学べば稼げる動画編集者になるんだろう?」
ということが分からずに、悩んでしまう可能性が高いです。
初心者が「稼げる動画編集者」を最短で目指す方法
当スクール「ワクジョイ」では、基本的なスキルを身につけていただいた後、実際の案件に取り組みながらプロとして稼ぐためのスキルを身につけていただけます!
もちろんプロの講師とともに仕事を進めるため、分からないことは質問したり、個別でフィードバックを受けることが可能です。
また、卒業後も動画編集の案件を斡旋しているため、副業やフリーランスとして活躍いただけます。
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動画編集ってどんな仕事?仕事内容や働き方を解説のまとめ
今回は、動画編集者の仕事内容から働き方、そして年収までをお話ししました。
動画編集業界は今後も市場規模としては大きくなりますが、同時に動画クリエイターも増えているため、簡単な編集案件の単価は低くなる可能性があります。
しかし、他の動画クリエイター以上のクオリティの動画を出せたり、オリジナリティのある動画を作ることができれば、差別化ができてその分収入も上がりやすくなります。
まずは基礎的な知識や技術を身につけ、様々な仕事に従事することが動画編集の仕事をしていくための第一歩です。
動画編集スキルは一生モノのスキルです。
諦めずに取り組んでいればいずれ結果として現れていきますので頑張りましょう!