初心者必見！動画編集に必要なパソコンスペック

こんにちは！動画編集スクールWork&Joy（ワクジョイ）の稲葉です。

この記事では、「動画編集に必要なパソコンスペック」を初心者の方にも分かりやすく解説します。

パソコンの性能は作業効率に影響を与える重要な要素で、必要なスペックを満たしていないと「編集ソフトが動かない」といったことも起こります。

また、あなたが手がける案件内容によっても必要なスペックが異なりますので、自分のニーズに合わせた適切なパソコンを選びましょう！

この記事では、

• パソコンスペックが重要な理由
• OSは何を使えば良いのか
• 特に重要な４つのパーツ（CPU、RAM、ストレージ、GPU）

についてご紹介しますので、ぜひご参考ください。

動画編集においてパソコンスペックが重要な理由

動画編集では、パソコンのスペック（性能）が作業効率と作品の品質に大きく影響します。

動画編集では複数の動画ファイルや大きなデータを扱うことが多く、それらを１つの作品にまとめるためには高い処理能力が求められます。

適切なパソコンを選ぶことで、複雑な編集作業や高度なエフェクト、長時間の動画処理などをスムーズにこなすことができます。

逆にパソコンのスペックが不足していると、動作が重くなったりソフトが動かなくなるなどして、作業効率が大きく低下します。

このように、パソコン選びは動画編集の成果に直結するため、基礎知識をしっかりと押さえることが大切です。

まずは必要なスペックを見極めよう

動画編集用のパソコンを選ぶ際は、まず自分がどの程度のスペック（性能）を必要としているのかを見極めましょう。

たとえば4K動画を扱うのであれば、

• 高性能なプロセッサ（CPU）
• 大容量のメモリ（RAM）
• 高速なストレージ（SSD/HDD）

などが必要です。

しかしフルHD動画程度であれば、それほど高性能なパソコンは必要ないと言えます。

動画編集ソフトの公式サイトには、使用するための「必要スペック」と「推奨スペック」が記載されています。

自分がどのような動画を編集するのか、どれくらいの性能が必要なのかを明確にすることで、適切な予算を見積もることができます。

動画編集用パソコンのOSは何を使うべき？

動画編集に必要なパソコンスペックを解説する前に、まず重要となるのが「OS」です。

OSとはシステム全体の管理とアプリケーションソフトを動かすために必要なソフトウェアです。

大きく以下の５種類に分けられます。

OSによって対応する動画編集ソフトが異なるため、すでに使用したい編集ソフトが決まっている場合は、対応可能なOSを確認しましょう。

現在主流となっている動画編集ソフトは、「Windows」か「Mac」、あるいは「その両方」に対応していることがほとんどです。

以下は、主要な編集ソフトの対応OSをまとめたものです。

現在業界内で利用者の多い動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」はMacとWindows両方で使うことができますが、「Final Cut Pro」はMacのみの対応となっています。

Macは直感的に操作できたりApple製品と相性が良いメリットがありますが、幅広いソフトウェアとの互換性やコスパ面においてはWindowsの方が優れています。

こちらも予算に応じて、ご自身の目的にあう編集ソフトを選びましょう。

動画編集に必要なパソコンスペック

ここでは早速、動画編集に必要なパソコンのスペックを解説します。

動画編集を快適にするためには、以下の４つのパーツが特に重要となります。

以下より、それぞれ詳しく解説します。

必要なスペック①CPU（プロセッサ）

CPUとはパソコン全体の処理能力を決定する装置で、動画編集をする上で一番重要なパーツと言えます。

CPUの性能が上がるほど、動画の読み込みやエフェクトの適用、エンコードなどの処理が速くなります。

CPUのメーカーは主にインテル社とAMD社が有名です。

以下は、動画編集におすすめのCPUの種類です。

上記より性能の低い「Core i3」や「Ryzen 3」などのCPUでは、動画編集を行うことが難しいため注意しましょう。

複雑なエフェクトを使用したり、複数の動画を同時に扱う場合はCore i7、Ryzen 7を選ぶことがおすすめです。

必要なスペック②RAM（メモリ）

パソコンのRAMとは、コンピュータが一時的にデータを保存し、プログラムを実行するために使用するメモリの一種です。

RAM容量が大きいほど多くのデータを一度に処理できるため、安定した動作とスムーズな編集作業が可能になります。

一般的なパソコンには4GB～16GBのRAMが搭載されており、デザインや動画編集用のハイエンドパソコンには32GB以上のRAMが搭載されています。

動画編集におすすめのRAM容量は以下の通りです。

一般的に、8GB以上のメモリがあれば基本的な編集作業は可能ですが、複数のソフトを起動する場合は動作が遅くなることがあります。

快適に作業したい場合は16GB以上、より高解像度の動画を処理する場合は32GB以上をおすすめします。

必要なスペック③ストレージ（SSD/HDD）

ストレージとは、データを長期間保管しておくための補助記憶装置です。

パソコン本体に内蔵されている「内部ストレージ」と、USBメモリやmicroSDカードなど取り外しが可能な「外部ストレージ」があります。

ストレージは大きく「SSD」と「HDD」に分かれており、それぞれ速度や容量、静音性などの特徴が異なります。

動画編集をスムーズに行うためには、読み書き速度の速いSSDがおすすめです。

また動画ファイルは容量が大きいため、ストレージも大容量であることが望ましいです。

一般的に、SSDはGB単価がHDDより高額になるため、予算に合わせて検討しましょう。

必要なスペック④GPU（グラフィックボード）

GPUとは「画像処理装置」のことで、その名のとおりパソコンの映像処理に関するパーツです。

映像をより速く、よりきれいに映す役割があります。

GPUは主に以下の２種類があります。

分離GPUは内蔵GPUより処理性能が非常に高い反面、高価で消費電力量が多い特徴があります。

簡単な動画編集なら内蔵GPUでも十分に対応可能ですが、負荷の重い編集作業をする場合は高性能なグラフィックカードがあると作業がスムーズになります。

ワクジョイでは動画編集初心者の方向けにパソコン選びからサポートします！

この記事では、動画編集に必要なパソコンスペックについて詳しく解説しました。

初心者の方やパソコンに詳しくない方にとっては一見難しく感じるかもしれませんが、必要な知識を身につけて適切な判断をすることで、作業効率は大きく変わります。

なお動画編集スクールWork&Joy（ワクジョイ）では、初心者の方向けにパソコン選びからサポートしています。

動画編集の基礎から応用、プロの編集者に必要なテクニックまでを「最短距離」で学ぶことができます。