動画編集者のPCはなぜMacが多いのか?歴史から紐解いてみた

動画編集をしている方のPCはなぜMacが多いのか?歴史から紐解いてみた

こんにちは!動画編集スクールWork&Joy(ワクジョイ)の稲葉です。

今回は、「動画編集者にはなぜMacユーザーが多いのか?」という理由について解説します!

動画編集者に限らず、クリエイターにはMacユーザーが多いイメージがありませんか?

ワクジョイの生徒さんからもよく「パソコンはWindowsとMacどちらがいいですか?」と聞かれることが多いのですが…

実は、結論としてはどちらでも問題ありません。

この記事では動画編集者がMacのパソコンを使う理由、そして実際はMacとWindowsどちらがいいのか、それぞれのメリットをご紹介いたします。

この記事がおすすめな人
  • これから動画編集用にパソコンを購入しようと考えている方
  • どのパソコンを購入したらいいのか分からない方
  • WindowsとMacのそれぞれの特徴を知りたい方

上記のような方におすすめできる記事内容となっていますので、ぜひご参考ください!

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動画編集者にMacユーザーが多い理由3つ

動画編集者がMacのパソコンを使う理由

なぜ動画編集者にMacユーザーが多いのかというと、

それはずばり昔の名残です。

現在はMacでもWindowsでも問題なく動画編集ができるため、ひと昔前と比べてWindowsユーザーは増えています。

ではなぜ、昔はMac派が大多数だったのでしょうか?

その理由は主に3つあります。

  1. 昔はクリエイター専用のPC=Macだったから
  2. Macパソコンはウイルスに狙われにくいから
  3. Final Cut ProがMacでのみ使用できるから

理由①昔はクリエイター専用のPC=Macだった

動画編集者にMacユーザーが多い理由1つ目は、「クリエイター専用のPC」というイメージがあったからです。

2000年代までクリエイター用のソフトはWindowsに対応していないものが多く、Macがないと活動できない時代がありました。

さらにMacの特徴といえば洗練されたシンプルなデザインですが、2000年末頃にちょうどiPhoneのブームが始まったこともあり、クリエイターの間で「パソコンはApple製品がオシャレ」という風潮が出来ました。

その後、動画編集ツールがWindowsにも対応するようになり、かつMacより価格が安いものの、「動画編集者=Macを使う」というイメージが続いたのだと思われます。

理由②Macパソコンはウイルスに狙われにくい

Macパソコンはウイルスに狙われにくい

動画編集者にMacユーザーが多い理由2つ目は、ウイルスに狙われにくいからです。

クリエイターにはMacユーザーが多いものの、世界のパソコンのOSにおけるシェア数はWindowsが88%と圧倒的です。

(※2020年2月時点の数値。アメリカの調査会社「ネットアプリケーションズ」のデータより引用)

そのためサイバー犯罪でMacを狙うのは非効率的と言われており、ネットウイルスは圧倒的にWindows用のものが多いのが現状です。

かつてはアップルが大々的に「Macはセキュリティソフト不要」と宣伝していたこともあり、長きに渡ってMacは安全というイメージがつき、日頃から多くのデータを送受信する動画編集者たちは感染リスクを減らすためにMacを選ぶようになりました。

ただし、現在は昔よりもMacユーザーが増えたため、Macユーザをターゲットにしたウィルスが増えつつあります。

パソコンを使う際は、MacでもWindowsでも感染対策をしっかりしておきましょう。

理由③Final Cut ProがMacでのみ使用できる

動画編集者にMacユーザーが多い理由3つ目は、Final Cut Proが使用できるからです。

Final Cut ProとはApple社がmacOS用に開発した動画編集ソフトで、プロ向けの高度な機能を備えています。

しかしWindowsには対応していません。

現在動画編集者が使っているソフトは、Mac/Windowsどちらのユーザーも「Premiere Pro」となっています。

しかしずっとFinal Cut Proを使っており、かつ他のソフトに乗り換えたくない方は、「Final Cut Proを使うためにMacを使い続けている」という方も多いようです。

WindowsとMacそれぞれのメリットとデメリットを解説

WindowsとMacそれぞれのメリットとデメリット

冒頭でも述べたとおり、動画編集に使うPCはWindowsでもMacでもどちらでも問題ありません。

「動画編集の他に何に使用するのか?」ということを考え、目的に合うものを選ぶのが1番です。

ここではそれぞれのOSのメリット・デメリットをご紹介します。

Macのメリット

まずはMacのメリットです。

  • 種類が多くないので迷いにくい
  • 直感的で分かり易い
  • 高解像度なディスプレイ
  • 他のApple製品との互換性が高い
  • ウイルスに感染しづらい

まず大きなメリットが、「種類が多くないので迷いにくい」ということ。

WindowsのPCは販売している企業も多く、全く同じスペックでも価格が大きく異なっていることもあるため「何を購入したら良いのか分からない」という状況に陥りがちです。

しかしMacの場合、

  • デスクトップならiMac(他にも3種類)
  • ラップトップならMacbook Air もしくは Macbook Pro

これしか選択肢がなく、それぞれどの用途で利用するのか分かり易いのもメリットだといえます。

またMacのパソコンは、OSがアップグレードしてもUIがほとんど変化していないことも魅力です。

Macといえば画面下に様々なアプリが表示され、その中から使用するアプリを選択するUIを採用していますが、この方式は最近のOSのアップグレードまで全く変更されていません。

mac

様々な追加機能はありますが、根本的なUXは変化していないことから、OSがアップグレードしても新しく使い方を勉強する必要がないというメリットもあります。

では次にデメリットも見ていきましょう。

Macのデメリット

Macに対してのデメリットはかなり明確で、「パソコンにしては金額が高すぎる」という点です。

例えば、Macbook ProとRenovoのPCを例に挙げますが、

すべて正確に性能を比較することは難しいのですが、動画編集が十分にできる性能が似たようなPCをピックアップすると価格としては約20万円近く異なります。

画面サイズを小さくしたり性能を落とすともっと安価にはなりますが、その分動画編集がしにくくなる可能性があるので、予算とも相談しながらPCを検討しなければいけません。

Windowsのメリット

Windowsのメリット

ここからはWindowsのメリットを解説します。

  • 低価格で高スペックのPCが購入できる
  • メモリの増設やグラフィックボードのアップグレードなどが可能

Windows PCの大きなメリットとして挙げられるのが、低価格で高スペックのPCが購入できる点です。

そして、Macではできないメモリの増設やグラフィックボードのアップグレードなども自分ですることができます。

つまり、総合的に安価で高性能のPCを使用できるようになります。

PCの費用を抑えた分、編集ソフトなどにお金を回せるので、コスパよく動画編集を始めることができます。

Windowsのデメリット

最後にWindowsのデメリットですが、同じスペックでも店舗によって外装から価格まで異なるので、何を購入したらいいのか分かりづらいという点です。

特に初心者の方やPCにあまり詳しくない方の場合、いざPCを購入しても性能が低くて使えないということも起こってしまいがちです。

そのため、信頼できる業者から購入したり、店員やPCに詳しい友人に相談するなどしましょう。

結局、動画編集に使うPCはWindowsとMacどっちがいいの?

動画編集に使うPC

ここまでの解説を見て、「結局、動画編集にはWindowsとMacどちらがいいんだろう?」とますます疑問に思った方もいるかもしれません。

先述したWindowsとMac双方のメリット・デメリットもそうですが、下記の要素をどれだけ重視するのかによっても選ぶべきPCは変わってきます。

  • デザイン
  • 使用用途
  • 価格

ここでは、この要素を加味しながらどちらのPCがいいのかを簡単に解説いたします。

Macがおすすめな方

まずMacのパソコンがおすすめなのは、以下のような人たちです。

  • PCに詳しくない
  • ウイルス感染リスクをできるだけ下げたい

例えば「PCについてあまり知らない」「動画編集以外ではブラウザで動画を見たりネットサーフィンをするだけ」ということであればMacがオススメです。

MacはWindowsと比べてかなり直感的に操作ができ、ソフトのインストールやダウンロードなども多くの方が直感でわかるようなデザインになっているので、動画編集ソフトの使い方やスキルを得ることに集中できるようになります。

また、MacはWindowsと違ってウイルスに感染しづらい特徴があります。

先ほど解説したようにそもそもMac向けのウイルスが少ないこともそうですが、Macでアプリをダウンロードする際に使用する「App Store」は悪質なコンテンツがないかをAppleが厳正に審査しているため、ウイルスに感染しにくくなる仕様になっています。

もちろん必ず感染しないわけではないのでご自身でセキュリティソフトを入れる必要はありますが、極力リスクを抑えたいという方はMacパソコンがおすすめです。

Windowsがおすすめな方

では、WindowsのPCはどのような方におすすめかというと、次のような方達です。

  • 価格をできるだけ抑えたい方
  • ゲームをする方

この記事で何度も解説しているように、価格をできるだけ抑えたい方にはWindowsがオススメです。

Macと全く同じスペックであってもデスクトップとラップトップにもよりますが、価格が最大で半額近く異なることもあります。

また最近はオンラインゲームをする方が多いと思いますが、MacはWindowsに比べてできるソフト数が圧倒的に少ないという特徴があります。

購入してから後悔することもあるので、PCを購入してどのような使い方をするのかをイメージしておきましょう。

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入学の際におすすめのパソコンについても細かく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

まとめ:それぞれの特徴を理解し、自分に合ったPCを見つけることが重要

まとめ

今回は、

  • 動画クリエイターにはなぜMacユーザーが多いのか?
  • MacとWindowsそれぞれのメリット/デメリット
  • 結局動画編集のパソコンはMacとWindowsどちらがいいの?

ということについて解説しました!

かつては「動画編集=Mac」というイメージが先行していましたが、現在はあまりOSで選ぶことは少なくなりました。

ただ明確に言えるのは、Final Cut Proを使用したい場合はMacを選ぶということ。

それ以外の場合は自分の予算と相談してどのようなPCがいいのか選んでみましょう。

「動画編集だけで使用するのか?」「もしくはゲームや別のソフトを使用する予定があるのか?」によっても選ぶ基準がありますので、目的を明確にすることも重要になります。

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